牛ステーキの教室後、あるきっかけで
土佐牛について気になりました。
(左から 土佐赤牛 韓牛)
土佐赤牛が正式名でしょうかね?!
調べてみたら、今の土佐牛の祖先は明治時代の1800年代後半に朝鮮半島から入ったことが示されていました。
今、和牛は世界的な肉牛として知られています。ですが、我々が和牛と呼んでいる牛は日本古来の品種ではないです。
和牛の代表的な神戸牛、松坂牛などは外国の品種との雑種なのです。
元々日本は肉(牛肉 も含め)を食べる習慣がない国でした。
「肉食=悪しきもの」と言う観念も根強く、また農耕民族で牛は特に農耕に必要不可欠な存在だったからだそうです。
さらり、仏教の影響も否定できません。
ですが、西洋から押し寄せて来る文明開花期に明治天皇が自ら牛肉を食べながら肉食を促進させだのが有名ですね。今なら牛肉と牛乳を沢山消費しましょう!のキャンペインのような・・・
なぜなら、その時代は今と比べられないほど、日本人の体格が衰えていたそうです。栄養学的に優れた動物性蛋白質は成長期とか病み上がりには人間に必要な栄養素の宝庫でもあります。
皆さんもよく知っているように「すき焼き」はこの時代から今に至っています。
当たり前のように、牛肉と牛乳の消費が増えるに連れ、体が大きい外国牛の輸入が増え、日本各地で在来種の体の小さい牛と外国牛の交配で品種改良がたちまち広がったそうです。
このおかげか、せいか日本原種の牛は殆ど姿を消しましたが、毛の色だけはこだわり黒毛の立派な体格の雑種ばかり残ってしまったそうです。
(左から 見島牛 済州黒牛 )
もはや、姿を消した日本原種を探しに探し、やっと本州最南端の山口県の島、見島でオリジナルの原種(在来種)を発見したそうです。
見島牛は体が小さく、畑仕事をする牛で、朝鮮半島でも事情は変わりません。
わずか100頭余りしか残ってない1928年に天然記念物に指定されて保護動物にまでなりました。
日本の牛を調べているうちに韓国の牛のことを思い出しました。
日本にも韓国の牛が来て赤牛としてブランド牛になっていますが、
韓国と言ったら赤牛と思いがちですね。
昔は済州島に多く生息していた土着の牛だった黒牛がいました。
朝鮮時代は王様に進上された記録も残っていて、先史時代からの済州黒牛は存在したそうです。
ですが、私はそこまでも知りませんでした。恥ずかしいながら・・・
調べているうちに、日本が韓国に占領した時、済州黒牛を沢山屠殺した記録が残っていました。
日本の牛は黒牛、朝鮮の牛は赤牛と決めた基準をその時代日本は作ったのも知りました。
見島牛の祖先は朝鮮半島からと〜
書かれています。
2013年にようやく韓国でも済州の黒牛は天然記念物として指定され保護を受けています。
全国的に黒牛のことが知れ渡ったのもこの頃からであります。
最後に日本にも朝鮮半島から見島牛と言う黒牛と赤牛(熊本系、高知系)が広まっていることと、韓国には赤牛だけじゃなく済州島には黒牛と言う特別な牛も存在することを皆さんにお伝えいたします。
昔のままの考えで韓国は赤牛だと言ってしまいました。
この場を借りて、訂正しないといけないと思いました。
余談ですが、昨年の4月に料理教室の皆さんと済州島旅行を行った時、あちらこちらに済州黒牛の専門店を見かけました。10年ぶりの済州だったので、真新しい光景でした。
残念ながら昨年は他のも食べたいものがたくさんありましたので、食べられませんでした。
コロナが終わったら、また行って今度は絶対食べたいです。
美味しい牛肉はやはり香りが違いますね!
肉香 육향 を 吟味してみたいです。
こんなときに思い出す言葉があります。
いただきますは、「食物の命をいただきます」ということ!
そのものの命をただくので本当に感謝しながら美味しく、味わいながらいただく、その行為こそがそのものへの敬意だと感じます。
きちんとした調理とちょうどいい火入れで美味しくいただきたいです。
長くなりました🙏
#韓牛 #和牛
ありがとうございます!楽しみにしています🎵
いつもありがとうございます。 写真で見る限りオーストラリアの牛は🐃の代表アンガス種のようですね。同じ牛でもやはり黒牛の方が霜降り向きだそうです。赤牛は赤身質が多くサシが入りにく脂肪構造なんだそうですね。🐃でも育て方によってはオージー・ビーフの様に放牧するとサシが入るのは難しくなるんだそうです。 また、色々とお話し出ればいいですね。😍
初めて知ることばかりで、とても勉強になりました! 今晩はオーストラリア牛ですが、赤なのか、黒なのか…気になります😅。いずれにしても、感謝していただきたいです🍴🙏