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映画「ミナリ」を観て

執筆者の写真: Kusanokaori KimKusanokaori Kim

今日、ユンヨジョン 윤여정 さんがこの映画でアカデミー賞を受賞されたことで

私の周りの方々・・・JONGIstの方々から喜びの声を聞くことができました。


この映画を観てずっと頭の中に何かが残っていました。

しばらく立ってから、恐らく私に与えられた立場などから映画のハンイェリ 한예리(モニカ役)になったり、息子のデビットになったり、ユンヨジョンさんが演じたスンジャになったりと感情移入を繰り返しながら観ていたからだとやっと気づきました。

この映画は主体の観点が時々変わる作りだからです。

始まりのシーンはデビットの観点ですね〜

このカメラワークがとても印象的でした。

この家族の関係を抽象的に表現してると感じました。

これも映画の途中から気づきましたが・・・


この映画に題名である「ミナリ」つまり「芹」が出る場面は忘れられないです。

芹についての私が小さい頃から祖母と母から何度も聞いた記憶がセリフで出てきました。

このミナリは要素要素でそうだ!とうなづく場面が多かったです。


言葉も文章力もないのでうまく説明はできないですが、淡々と流れる綺麗な家族の物語だったと思います。

私も異国に来て住んで居るうちに、今はここの方が居心地よくなっていますが、韓国はいいところ、愛する家族がいるところ、懐かしいところで映画のモニカのような感情を持ってるかも知れません。

見終わった後、いつか時間ある時、皆さんと「ミナリ」について話して見たいと思ったりました。


韓国では昔から芹を「芹菜三徳」3つの恵みを持っているものとされ、恵みの1つ目は汚い水でもよく育ち、水をきれいにすること、2つ目は日陰でもよく育つこと、3つ目は旱魃にも生き延びることだそうです。

独特な香りを持っていますがキムチに入れたり、生で食べたり、茹でてナムルにしたりと韓国料理には欠かせない食材であります。

場所を問わず根を張る強い生命力をこのミナリを通して現したかと思います。

私の裏庭のミナリもしっかり太い根を張って元気に育っています。

これはこの映画の最後を表すと感じています。

最後が素晴らしかったです。


久々にJONGJIと関係のないことを書きました。


私はコロナの中でも元気に日々美味しいものを作り美味しいものを家族と周りの人と分かち合いながら生きております。

いつか皆様とリアルタイムでできる日を夢見てます。


では〜〜




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